駆け抜けます!

日記

アンニョンハシンニカ!朝鮮大学校(チョデ)ラグビー部、副将を務めさせていただいている許龍旭です。

チョデラグビー部で過ごした4年間は決して平坦な道では無かったですが、支えてくださる全ての方々のおかげで宝のような時間を過ごすことが出来ました。

入替戦、引退を控えた今、感謝の気持ちを伝えるために文章を書くことになりました。ご一読いただけますと幸いです。

大学に入学したときは大学に来てまで部活をするとは思ってなかったのですが、やっぱりラグビーは続けた方がいいという直感に従ってラグビー部に入りました。高校の時はあまり目立ったプレーヤーではなかったのですが、1年の時から試合に出させていただき、金秀隆先輩(現プロラグビー選手)によるごっつぁんトライで自分は、完全に天狗になってました。笑

しかし、順風満帆なラグビー生活が続くと思っていた矢先、ラグビーをしながらあまり怪我をしなかった自分でしたが、初めて大怪我をし長い「怪我人」生活が幕を開けることになりました。2年春の鎖骨骨折で2ヶ月、2年秋の大腿骨骨折で3ヶ月、2年の冬に前十字靭帯断裂で約1年、シーズンも2年の時8試合中4試合、3年の時は全試合出ることが出来ませんでした。復帰をしても怪我を恐れて思うように足が動かずチームに迷惑をかけることが度々でした。その間、ラグビー部に貢献出来ていないという孤立感に苛まれ、ラグビーより学業や学生運動に優先順位を置いていた自分にとっては、なんとも言えない煮え切らない日々が続きました。次第にラグビー部に属する意義を見いだせなくなり「退部」という二文字がよぎったことも1、2回ではありませんでした。本当に苦しかったです。

それでも、自分がラグビー部を続けて来れたのは、最後まで話を聞きチョデラグビー部の可能性を教えてくれ、卒業しても応援のメッセージをくださった先輩たち、そして自分を必要としてくれた同級生や後輩たちの存在があったからでした。暖かい言葉に本当に助けられました。

そして、あまり無理をさせず最後まで信じて待ってくださった監督やコーチ、部長をはじめとした色んな方々、ラグビーをさせてくれていつも応援してくれたアボジ、オモニ、この場を借りて本当にコマッスミダ。

晴れてラストシーズンのリーグ戦はフル出場することができました。結果は自分の力量足らずで良い成績とは言えませんが、「일당백」(一騎当千と類義)というラグビー部のスローガン通りに23人のメンバーですら埋まらない中で先輩たちが残してくれた関東2部リーグという舞台で、お互いを引き出しあって無い物ねだりをせず強豪大学に本気で勝ちに行くチョデのラグビーはみんなが教えてくれたようにやっぱり最高でした。

その恩を返すため、今回は自分が後輩達がより高いステージでラグビーが出来るように2部リーグを守り、自分たちの姿でウリハッキョの未来を描けるように頑張ります。

最後の試合、感謝の思いを込めて試合が終わるまで、トライラインを越えるまで思いっきり駆け抜けます!

この記事をSNSでシェア!
タイトルとURLをコピーしました