兄の意志

日記

アンニョンハシンミカ!

今年、朝大ラグビー部の副キャプテンに任命されました朝鮮大学校 体育学部 4年金秀鎮(キン スジン)と申します。よろしくお願いします!ずっとスポーツばっかりしてきたこともあり、拙い文章になりますが、最後まで読んでいただけると最高です!

早速自分がラグビーを始めたきっかけから話したいと思います!

僕は小学四年生の時、ものすごくぽっちゃりしていまして、兄貴に痩せろと言われた所「ラグビーするから太ってていいんや」と言い、そのきっかけでラグビーを始めました。

そこから中、高、大とラグビーを続けてまいりました。

中学の時は周りより体が大きく、それなりに活躍して自信に満ち溢れていました。

高校に入ってからは周りも体が大きくなってきたこと、僕自身俳優になりたいという夢ができたことでラグビーを中途半端にしている時期も多々ありました。やはり「二兎追うものは一兎も得ず」ですね、両面で良い成長をもたらすことができませんでした。

仲間の力で全国ベスト4まで行けましたが自分が何かを成し遂げた気にはなりませんでした。

大学ではラグビーをする気はありませんでしたが、父に「お前も兄達が死守してきた朝大ラグビーを守れ。お前が朝大に誘った同級生が朝大にきてラグビーをするのに、お前がラグビーをしないのは流石に無責任ではないか。」と言われたことで大学でもラグビーを続けることを決心しました。

高校の時に学んだ「二兎追うものは一兎も得ず」を再び繰り返さないように大学4年間だけラグビーに集中しようと思いましたが、結局大学2年生までは遊び明かしていました。

大学3年生になり、もう後輩の立場ではない先輩の立場となりました。

体育学部の後輩にラグビー部が3人も入ってきて、その子達が「プロになりに来た。」と熱心に頑張る姿、プロを目指していないのにものすごく熱心に練習をする後輩達を見てこの子達のお手本にならなければいけないと自分を見直しました。

今、自分が何のためにラグビーをしているのかを考え直した時、兄が学生の頃に言っていた「後輩たちが朝大ラグビー部で胸を張ってプロを目指せる場所にしたい。」という言葉を、意志を継なぐことだと思いました。

去年から朝大ラグビー部は一部を目指すチームとして新たな文化を作ってきました。

それはすごくきつくて辛いものかも知れません。ですが朝大が一部に行くのは、プロを目指すのは、そのくらいの覚悟と勇気が必要でした。

去年1年間は後輩達が黙って頑張っているのに先輩達がだらしなかったりしたことに対してチームに強く言えなかったり、言い合いが起きないまま気持ち悪い状態を続かせてしまいました。

実際チームに亀裂が入ってしまった一年だったかも知れません。

それでも、この1年はずーっと仲が良く楽しいだけだったラグビー部を成長させてくれた良い一年だったと思います。

今年は最高学年として、副キャプテンとして「一体感から先に作るチーム」ではなく、「全員が一部を目指して生まれる一体感のあるチーム」になるため全員を引っ張って行きます。

そして後輩達が本当に人間的成長を出来る、強く楽しいラグビー部にします。

そして今後僕たちが卒業しても後輩達に良い文化を残せるように切磋琢磨して頑張って行きます!

長くなりましたが最後まで読んでいただきコマッスミダ!

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