関東大学リーグ戦開幕! 敗戦も成長見せる

日記

9月19日  朝鮮大17―64山梨学院大

スコアほどの完敗ではないー朝大関係者が一様に抱いた感慨は決して負け惜しみではないと断言できます。

試合前の負傷で前半30分近くになってグラウンドに現れたリャンジョンテコーチ(試合前にコーチが負傷とは?そこには知る人ぞ知る感動の献身がありますが、ここでは伏せさせていただきます。)が、スコアの前に両チームの攻防を見ての第一印象は「おー、互角やんけ」。ところがスコアを見ると0―26。「???」だったらしいです。

2トライを返し10―33で折り返したハーフタイムでのオヒョンギ監督の第一声は「負けてる試合に見えへんぞ」。

素人の私が見ても攻防がほぼ互角の時間帯が多くありました。自陣にくぎ付けというわけでもなく敵陣深く攻め入る時間もけっこうあった。しかし、この点差でした。

その最大の要因はブレイクダウンでの完敗。体格、パワーで圧倒的に勝る外国人選手にことごとく制され思い描いた形に中々持ち込めず、こちらのミスはほぼ全てトライに結び付けられました。それが「上位との差」と言えば言えるでしょう。

ではなぜ完敗ではないと思うのか。局面局面で互角以上に闘えていた部分と、それを生み出す選手たちの闘志が、見る者に「到底かなわない相手ではない」という思いを抱かせてくれたからではないでしょうか。

その象徴が、後半26分のラインアウトからのモールトライと、その後の相手モールトライの阻止です。時間的にも点差的にも体力と気持ちが「切れても」おかしくない中で20メートルを押し切ったモールトライと、その「お返し」を是が非でもしたかった相手(と思っています)のゴールライン直前のモールを見事止め切ったディフェンスに、朝大の確実の上がっているチーム力が集約されていたと思います。

試合後キムソンウ主将は「寄せのスピードで負けていました。課題が明確になったので今日の敗戦をみんなポジティブに捉えて次の準備に入ります。」と荒い息の中で前を見据えていました。

1年生がスタメンの半数を占める若いチームを4年生を中心とする上級生が体を張って引っ張って行く。

上級生と下級生が融合しチームとしての成熟度が日ごと試合ごとに増していることを実感できた敗戦でした。

次戦は9月26日、昨季山梨学院大を破り順位決定戦で1位となった東洋大です。

強敵相手にひるむことなく前に前に突き進む朝大ラグビー部を、どうぞ皆様の声援で力強く押してください!

この記事をSNSでシェア!
タイトルとURLをコピーしました