ラストにかける思い

日記

アンニョンハシムミカ。
朝鮮大学校ラグビー部4年の宋将輝(ソン・チャンフィ)です。

今回このような機会を頂いたので、今週末に学生最後となる試合を控えながら、4年間の大学ラグビーを振り返ってみたいと思います。
自分自身のことを書くのは慣れないですが、最後まで読んでいただくとありがたいです。

自分は神戸朝高でラグビーを始めましたが、最後の1年間は監督と二人きりでした。どんな試練も二人三脚で歩んできました。こんな自分を3年間教えてくださった監督に恩を返すため、なにより自分が在日朝鮮人として、ウリトンム達とラグビーをしたかったので、朝大でラグビーをする事を決意しました。

そんな自分も気が付けばラグビーを始めて7年目、朝大ラグビー部に入部してからは、3年と8カ月という月日が経ちました。毎日貴重な体験をさせていただいています。

入部してからは本当にたくさんのことがありました。楽しかったことよりもしんどいこと、辛いこと、痛いこと、泣きたいこと・・・などのほうが多かった気がします。しかし今では全てが最高の思い出になっています。

偉大な先輩たちが卒業していき自分もついに最高学年になりました。春シーズン、校内合宿、菅平合宿も終わり学生最後のシーズンを目前にした1週間前、自分は怪我をしてしまいました。去年と同様で、シーズン前に怪我をして、周りとの開いていく差に焦りが出てきました。

リーグ戦7試合と、入れ替え戦を合わせ8試合しかないのに、半分に当たる4試合を、怪我で棒に振ってしまいました。

そして今、リーグ戦7試合を終え、残るところ1試合のみになってしまいました。

ラスト1試合にかける思いはとても強いです。試合に出られない悔しさ、怪我でラグビーができなかった時の悔しさを、残りの練習と最後の試合で晴らしたいと思います。

1年の時は0試合、2年になり公式戦初出場、3年では1試合のみ。こんなへたくそな自分がラグビーを続けていく自信は正直なかったです。

それでもこうして4年間続けられたのは、間違いなくいつもそばで支えてくれて、自分のことのように相談を聞いてくれた、キャプテンをはじめとした同級生のおかげです。

泣いても笑っても、同級生と本気でラグビーをできるのも、残り1試合のみです。

こんな下手でどうしようもない自分を突き放すことなく、4年間一緒に頑張ってきた同級生と、日頃から朝大ラグビー部を支援し、応援してくださっている方々への感謝の気持ちを忘れずに全力で試合に臨みます。

引き続き、朝大ラグビー部の応援をよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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