最後のシーズンを前に...

日記

アンニョンハシムニカ。

記念すべき部員日記第一弾を飾らせていただきます。2020年度朝鮮大学ラグビー部主将を務めます、夫善紀と申します。

朝大ラグビー部に入部し早3年半。貴重な体験をたくさんさせていただいています。

特に今年はキャプテンと言う大役にも任命していただき自分なりにリーダーとは何かを模索しながら練習に励んでいます。

朝大ラグビーの魅力は世代を超えてチームを作っていくことだと思います。

今まで戦ってきた先輩方は未来の後輩がいつかリーグ1部で堂々と戦う姿を夢見て朝大の伝統を毎年継続、繁栄させてくれました。

自分たちの世代では不可能でも残った後輩たちが実現するために1つでも良い文化を残し毎年一歩でも着実に前進する。そうして朝大は「リーグ1部」の座を虎視眈々と毎年狙っているわけです。

先輩方が体を張ってくれたおかげで自分たちの世代も2部と言う舞台で戦うことができます。

そんな中、4年生になった自分たちが後輩達そして未来の朝大ラガーマンへなにかを残す番がやってきました。

私自身は今年キャプテンとして「クオリティ、意識」と言ったスタンダードの部分を少しでも強豪校に近づけようと心がけてきました。

プレー1つ1つの制度や密度、ウェイトトレーニングに対する意識、私生活やオフザピッチでの規律、備品の管理、朝大ラグビーに対する愛着とプライド。

強いチームになるためにはまずは意識や心意気の部分から変わらないと技術も伴いませんし、チーム全体の「スタンダード」の部分で高いクオリティが当たり前のチームにならないといけない。自分たちはまだ二部のチームだからと言った自らの価値を下げるようなことはやめ、大学選手権で活躍するチームがこのクオリティ、このまとまりや規律で過ごすのかと言う事を常に意識しました。

その結果、少しずつですが選手間の意識やマインドの面で確実に成果は出ていると感じます。

今年はコロナの影響でチームのスタートが遅れましたがその分リーグ戦も11月開幕になりました。

残りの期間まだまだチームは伸びると感じます。

本来ならリーグ中盤のこの時期

始まりが遅かった分まだ完成した、成熟したチームとは言えません。

悪く聞こえるかもしれませんがポジティブに考えるとまだまだ伸びしろのあるチーム、この時期にきてもまだ強くなれるチームとも捉えれます。

伝統ある早稲田大学ラグビー部にはこんな言葉があります。

「すべては東伏見にあり。」

東伏見とは、過去早稲田ラグビー部のグラウンドがあった地名です。(現在は上井草)

この言葉に込められた意味とは、東伏見で練習した以上のものは試合で必ず出せない。そのため日々の練習を突き詰めて出来ているのか、詰めは甘くないのかを東伏見で問いかける。東伏見で早稲田のすべてが創造されると言う意味です。

私自身も高校時代「最高の準備が最高の結果を生む」と教えられてきました。

群雄割拠のリーグ戦で最高の結果を生むためには最高の準備が必要です。

最高の準備とは今まで培ってきた練習の積み重ねであり、これから開幕までの追い込み、追い上げです。

一年間磨きをかけてきた朝大のラグビーをすべては東伏見にありと言う言葉の通り、ディテールの部分まで仕上げなければ常に想定外や理不尽が起こる試合では発揮できません。

後輩たちに良い伝統を1つでも多く残すためにもラストシーズン、残りの1か月半。「すべては小平にあり」と言うマインドで練習に臨み、体を張って最後のキャプテンとしての役目を全うしたいと思います。

私自身、派手なプレーは出来ませんが真面目さと、愚直さでチームを鼓舞していきます。

こんな厳しい時期にラグビーの練習ができ、試合ができるのは決して当たり前の事ではありません。ラグビーができる喜び、感謝を忘れずに結果にこだわって頑張ります。

長々と書きましたが最後に日ごろから多大なる応援や支援をしてくださる学父母、OBならびに同胞や関係者の皆様。

結果で恩返しができるよう精進して参りますのでこれからも引き続き朝大ラグビー部の応援、何卒よろしくお願いします。

ありがとうございました。

2020年度 朝大ラグビー部主将 夫 善紀

この記事をSNSでシェア!

コメント

タイトルとURLをコピーしました