関東大学リーグ戦 第7戦 快勝!さあ2部死守だ。

日記

11月28日  朝鮮大33―14国士舘大

快勝。でももっと出来たはず、と言っては欲張り過ぎでしょうか。まずは今季初勝利をあげた選手たち、そして監督、コーチにチュッカハムニダ!です。

昨年、一昨年と続けて勝っている国士舘大相手に、「朝大が上」という意識がなかったか。もちろん自信は必要だし地力も勝っているのは間違いないのでしょうが、それが「勝たなければいけない」という緊張と硬さを必要以上に生んだような気がします。

「格上」に果敢に挑んだ前節の國學院大戦に比べ、「受け身」になってしまったような。前に出て止めていたタックルが一歩下がったり、イージーなパスミスが続いたり、「慎重に」という意識が殊更に硬さを誘発したような印象を受けました。監督からも「アグレッシブに行け!」という指示が飛びます。

勝ったのに何ダメ出ししてるんだと叱られそうですが、これは朝大ラグビー部の力に対する期待と信頼だと受け取っていただきたいです。

現にこう書きながらもヒヤヒヤ感はなかったのですから。13分に自慢のモールから先制、追いつかれるもすぐ連続トライで突き放した試合運びは安定しており、終始安心してみていられました。

でも、やはり、このチームならもっと出来る、今までの敗戦の分まで(?)圧倒してくれ!という思いが強すぎるのかもしれません。そしてこれは、関係者というよりも一ファンとしての気持ちなのだからと少し弁解がましく思ったりもしています。

もう一つ嬉しいご報告。朝大入学後に初めてラグビーを始めたミンジェドン選手(文学歴史学部1年・愛知朝高出身)が公式戦デビューを果たしました!

後半、LОのキムスンジに代わっての出場で試合後に「緊張しまくった」と話していましたが、1月の「花園」ベスト4の大阪朝高出身者が多数を占めるハイレベルの新入生の中で、唯一のラグビー未経験者の彼が感じたプレッシャーとこの半年の道のりの険しさはいかほどだったかと思うと、スクラムを組む18番のジャージがひときわ大きく、輝いて見えました。

朝高ラガーマンに朝大で続けてほしいのはもちろんですが、ミンジェドン選手に続く未経験者の挑戦も大歓迎です!朝大は挑戦大学でもあるのですから。

3年連続の7位で今季の公式戦を終え、6年連続で3部との入れ替え戦に回ります。それはつまり5年間、2部を守って来たということであり、手前味噌と思われるかもしれませんが純粋に凄いことだと声を大にして誇りたいのです。

数多のハンディを乗り越えいろいろなものと闘ってきた選手たち、指導陣の血の滲む努力と、ハンディを少しでも埋めようと有形無形の支援と激励をくださる学父母、ОB、同胞、日本の方々の熱い志が生み出す「奇跡的な快挙」だと思っています。だからファンなのです。

だがしかし、ラグビー素人の一ファンが「奇跡的な快挙」とほざこうが、当の選手、指導陣は今の位置をもって全くもってそうは思ってないことを付け加えておきます。

最終戦での一勝は、応援してくださる方々への「まだまだ足りませんが本当にコマッスンミダ!」であり、まだまだ足りないものを克服していく入れ替え戦、さらには来季に向けた力強いステップになることを信じて疑いません。

入れ替え戦は12月12日、朝大ラグビー部は皆様の想いを抱えて走り、つなぎ、死守し、「敵陣」で歓喜の雄叫びをあげることでしょう。

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