開幕戦、無念の棄権。15人揃わずー

918日に予定されていた関東大学リーグ戦2部の開幕戦、対専修大学戦を棄権、不戦敗となりました。

916日付の関東ラグビーフットボール協会お知らせにこうあります。

「朝鮮大学校から負傷者の発生により、試合登録メンバーが15名揃わない為棄権したいとの申し出があった為」。

前回の「成長の夏、感謝の夏、そして実りの秋へ」でお伝えしたように、菅平合宿をピークとする夏季期間に「新しい戦術」の獲得を含め大きく成長、しかし負傷者も少なからず抱えてしまったというこの両面に、学生たちそして指導陣の「無念」が凝縮されています。

5月から8月の九つの練習試合を8勝1敗で駆け抜けた安定のチーム力(もちろん相手校のメンバー構成にも関わるので勝敗だけに一喜一憂は出来ないのですが)に「新しい戦術」の獲得と浸透が加わり、本番であるリーグ戦でどんなプレー、どんな試合を見せてくれるのだろうという期待がチーム内外に充満していました。同時に21人の選手で挑む毎試合はおのずと交代が限られある程度の無理を余儀なくされる状況で負傷するリスクが増える懸念も。

ラスト15分を14人で勝ち切った明学戦から3週間での復帰が、リーグ戦開幕に間に合わなかったわけです。数人は今シーズン中の復帰も難しいため、これからの全試合を最大リザーブ3,4人で戦うしかない過酷な状況が待ってもいます。

そんな状況での開幕戦棄権を、選手がどれほど悔しがっているか。

昨季まで一部で戦っていた専修大と真剣勝負をしたい。それはとりもなおさず、朝大フィフティーンが二部の上位、その次の一部昇格をはっきり見据えているからなのです。

部員数20名ちょっとの「二部で一勝しか出来ない7位」の大学が本気でこう思うことが、もしかしたら笑止の至りかもしれません。

でも選手たちは、監督コーチは夢を見ているのでもなく希望的観測を語っているのでもなく、確実に存在する「チームの可能性」を最大限に引き上げるため全力を尽くしているのです。

今週、負傷者が何人復帰できるのかわかりませんが、25日中央大学戦は予定通り行われると信じています。専修大と同じく昨季まで一部だったチーム、しかも有観客でのホーム開幕戦!

現時点で15人プラス何人がベンチに入られるのか私には知る由もありませんが、おそらく20人はいないベンチ入りメンバーを、どうぞ皆様の力強いご声援で後押ししてください。

うちの猛者たちは学父母、同胞の大声援を意気にこそ感じ、何のプレッシャーも感じることのない頼もしく太々しいタフガイばかりですから。

一人でも多くの方の事前登録(これが必要です)とご観戦を、そして部員数三倍の中央大学を圧倒する数倍の応援を切に切にお願いする次第です!

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